赤ちゃんの味覚はとっても敏感で、味覚が未形成。
ということは、大人が与える物で、どんどん味覚が形成されていくということです。
早いうちから調味料を使った物を与えれば、そのように味覚が形成され、味の濃い物を好むようになってしまいます。
赤ちゃんの味覚は白い絵の具みたいで、色んな色を足していくとどんどん濃くなってしまいます。
一度濃い色の絵の具を入れてしまうと、白色には戻すことができません。
少しずつ薄い色から混ぜていきたいですよね。
赤ちゃんがおじいさんやおばあさんになるまで、その味覚を持って生きていくので、濃い味のものを好んでいると、将来、生活習慣病になったり、高血圧になったり、さまざまな病気を引き起こす事につながりかねません。
離乳食の進め方の本を見ると、調味料を使い始めるのが早いなという印象があります。
確かに調味料を使用して味付けをすると、赤ちゃんはたくさん食べるかもしれません。
そして、体重もぐんぐんと増えていくかもしれません。
でも、私はもっと長い目で味覚の形成についても大切にしたいと思っています。
シンプルな味ばかりで、子どもが全然ご飯食べないよ~。体重も増えないし、元気がなくてだるそう…。おしっこもうんちの量も少ない…。
これでは本末転倒だと思いますが、子どもを見て活気があるな。体重も、その子なりに徐々に増えていっているな。おしっこもうんちもしっかり出ているな。ということであれば、少しくらい食事の摂取量が少なく感じても、それほど心配はないのかなと思います。
もくじ
段階的な味付け方法
では、いつどのように味をつけていくのでしょうか?
素材の味を経験する
離乳食開始初期は素材の味だけを経験してもらいます。
初めは野菜を蒸したり、出汁で煮たりしてあげるようにしていました。
蒸したら、野菜の栄養が調理中に流れ出ていきにくいし、出汁で煮れば出汁の旨味も感じたり、出汁の栄養も摂ることができます。
風味のあるものを経験する
素材の味だけを経験したら、次は風味のある物を使っていきます。
薬味などです。
ごまやかつおぶし、とろろ昆布、ごま油、にんにく、バターなどを使っていきました。
私はだいたい8ヶ月ごろからごまやかつおぶしなどを使用していきました。
10ヶ月頃からはにんにくやバターなどを使用していきました。
調味料を少しずつ使用していく
現在11ヶ月ですが、1歳ごろから、少しずつ調味料を使用していこうと思っています。
初めは味噌や醤油などの発酵調味料を使用し、徐々に酢やみりん、塩コショウを使っていくつもりです。
調味料は出来るだけ余計なものが入っていない物を使用しています。
値段はちょっと高いですが、そんなに1度にたくさん使う物でもないし、何より料理が美味しくなります。
安い物をどばどば使うよりも、素材の味を引き立てるように良い物を少しだけ使うようにしたいと心掛けています。
塩分もたくさん摂ると、高血圧になると言われていますが、これ場合の塩というのは精製塩であり、塩化ナトリウムなのです。
海水から直接くみ上げ水分を蒸発させた自然海塩は、ミネラルが豊富で体にいいです。
調味料を選ぶときには、できるだけ添加物が含まれておらず、原材料がシンプルなものを選びたいです。
それから、砂糖は虫歯のリスクが高くなるため、極力使用しないようにできたらいいなと思います。